HSの伝道』(No.2)
去年の11月、アメリカ(欧州も)は、実質的な最終発動期限を今年6月末に置いて、「イランに対する本格的な経済制裁」に踏み切りました。
それにさかのぼること、イスラエルは既に、ここ数年の間に、イランの核開発の中核的な科学者を何人も殺害(暗殺)しており(正確には暗殺していると「言われており」)、
一昨年末には、コンピュータ・ウイルス兵器を使って、イランのウラン濃縮工場のコンピュータを破壊して、操業をストップさせるのに成功しました。
しかし、「関係者が意志を持ち続けている以上」、あっという間に別のプラントで、濃縮実験は再開され、現時点の情報では、
「おおむねあと一年程度で、核兵器用の濃縮ウランの生産自体は、スタートできる」
と言われています。
この間、イスラエルによる「核施設爆撃説」は何度も出ており、つい最近も、何と、アメリカの国防長官が、公(おおやけ)の場で、
「イスラエルが爆撃を仕掛ける恐れがある」
と発言して、物議をかもしました。
(これについては、「情報をわざとリークして、イスラエルの意図を断念させるの狙いだった」という説が有力。但し、過去、1981年(対イラク)、2007年(対シリア)の2回にわたって、イスラエルは両国の原子力施設を奇襲爆撃した"前例"があるので、
「これは有り得ることだ」
と見ておいた方がよいと思います。)
ここで問題なのは、今、主として対象となっている施設が、首都テヘランの南西コムの郊外の山中にある「ウラン濃縮施設」なのですが、
皆さんも、先生の御法話の中で、米軍がこういう地下施設を破壊するために開発した「地中貫通弾」(バンカーバスター)の話を聞いたことがあると思いますけれども、
直近のフォックス・ニューズ(保守系ニュース・チャンネルで、米国内ではCNNを視聴率で抜いて最大)の報道によると、
「現在、米軍(イスラエル軍)が所有しているバンカーバスター弾では、このコムの濃縮施設の破壊は無理(beyond the range)だ」
と言うのです。
同時期、ニューヨーク・タイムズも、
「破壊できる可能性はあるが不透明。(could damage but unclear.) いずれにせよ、弾丸の強化(enhancing)が必要」
と述べています。
つまり、「攻撃しても、決定的ダメージを与えられない」可能性があるというのですね。
その場合は、アメリカの識者が指摘しているとおり、
「イランの本格的な報復が始まり、イランからイスラエルへのミサイル発射はもとよりのこと、パレスチナ・ゲリラ(ヒズボラ)による本格的なイスラエル国内へのテロ、
サウジアラビア、イラクなど米友好国内の米国関連施設への報復、アメリカ本土内施設への報復、へとエスカレート」
していって、本当に世界中が泥沼化する恐れがあるのです。
これが現下の世界情勢です。ですから、あまり"のんびり"としていられないのも事実であることは、ぜひ、知っておいて下さい。
ペルシャ語経典が
世界を救う!
重要なことは、「政治・軍事だけで解決するのは不可能」であり、問題の本質は、
「イスラム教とキリスト教(ユダヤ教)の和解」
にあるということです。
そして、これが出来るのは、
「世界で唯一、マスター大川だけである」
ことは、皆様よく御存じのとおりであり、何より、
「これ(キリスト教とイスラム教の和解)こそが、エル・カンターレの本務中の本務」
であることを、ぜひ、思い出して下さい。
「諸宗教の統合」とか、「世界宗教の出現」とか、色々な言い方がされますが、
これ(キリスト教とイスラム教の融合)が出来なかったら、主の、他の使命が果たされたとしても、
「エル・カンターレ下生の意味がなくなってしまう」
と言い切って、ほぼ間違いないのです。
主には様々な使命がお有りですが、その中でも、80年の全生涯を通じた期間で見れば、
「これがほぼ、トップ・プライオリティに近い」
と断言して、間違いないと思います。
その意味で、
「教えを広げつつ、両者(イラン/イスラエル)を説得していかなければいけない」
のです。
まずイランについてですが、ここでは詳細を御説明できませんけれども、
「意外に近いところにあります」。
「可能性がある」
と申し上げることができます。
アメリカについても、
「こちらから説得をかけないといけない状況にある」ということが、今週開示の新霊言等で見えてきました。頑張りましょう。
イスラエル(ユダヤ)については、これからルートを開拓していくつもりです。(こちらは、大富豪系も絡んでくるので、ちょっと面白い仕事になりそうです。)
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