中東による争いの根源は旧約聖書にまでさかのぼります。
かつてモーゼはエジプトで奴隷にされていたユダヤの民をつれて「出エジプト」をなしました。
神から「乳と蜜の流れるカナンの地があるからそこに行け」と言われます。
何十年もかけてその地に辿り着くのですが、すでにそこには先住民がいたのです。
モーゼはすでに亡くなっていましたが、神が下さる地ですからユダヤの民は先住民を追い出して国を建てたのです。
しかし、ユダヤ人はイエス様を迫害した罪(カルマ)で国が滅び、世界各地に放浪することになります。
第二次世界大戦によってユダヤ人が虐殺されたため国連決議でイスラエル建国のためにアラブの土地をあけさせたのです。約二千年ぶりに彼らの国ができることになります。
しかし、アラブの人たちから見れば無理やり国を奪われたことになりますから中東戦争が起きるべくして起こりました。
現在も戦闘が続いています。
キリスト教もイスラム教もユダヤ教から生まれた姉妹宗教ですから両者に似ているところがあるのですが、なかなか収まりがつきません。
イスラエルは核兵器を保有していますが、その目的は聖地防衛です。
イスラエルという国が地上から消滅したら聖地がなくなるのですから、一つの宗教が消える可能性があるのです。
さらに十字軍の因縁もあるといえます。
キリスト教徒たちの十字軍がエルサレムに進行してきたため、アラブの人たちは相当殺されました。
三世紀ごろにはペルシャ(イラク)でマニ教がおきました。
マニ教は善悪二元論で一時期広がり世界宗教までになったのです。
しかし、キリスト教がマニ教を迫害した為、マニ教は地上から消滅しました。
マニ自身はゾロアスター教の迫害をうけ、生皮を剥がされて殺害されたといわれています。
このマニ教の思想がイスラム教の教えに流れこんでいるようです。
ゾロアスター教も善悪二元論を説き光の神オーラ・マズダと闇の神アーリマンとの闘いが出てきます。
ゾロアスター教もペルシャ(イラン)で起きますがキリスト教の勢力が拡大するにしたがって消えていったようです。
歴史的に見てもイランとイスラエルは相当根深いカルマの渦が形成されていると思えます。
イランが核兵器を開発し核戦争にまで持ち込むことができ、イランとイスラエルの核戦争にまで発展した場合、それが新約聖書(ヨハネの黙示録)に書かれているハルマゲドンの戦いになることでしょう。
永い歴史でつくられてきたカルマ、神の違いによる価値観の対立・戦争これらを平和時に終わられることができるのでしょうか。
イスラム教、キリスト教、あるいは仏教を含めた教えの違いを説明し統合してまとめることができるのは、イスラム教・キリスト教・仏教を創り上げた主・エルカンターレ以外にはいないでしょう。
キリスト教と仏教は愛と慈悲の教えが共通していますから統合することが可能であると思います。
イスラム教の思想の原点はコーランでしょう。
コーランはもともとアラビア語によって啓示された神の言葉の記録です。
幸福の科学も霊言から出発した宗教ですから、コーランとは相性は良いといえます。
幸福の科学の基本的修行論は仏教ですから仏教と幸福の科学は統合されますし、仏教とキリスト教は愛と慈悲で融合されます。
ですから、幸福の科学で説かれている仏法を世界の人々が信じ受け入れてくだされば、宗教的対立は克服できると信じます。
主を信じることです。
主の言葉の上に未来が築かれていくことでしょう。
大切な考えは、多様なる価値観を認めつつも、信仰心を持ち続けるということだと思います。
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