同じ家庭で育っても地獄的な人、天国的な人がいるように、幸福の科学内部においても努力精進する人、すべてが他人任せで他者からの評価や偽りの人気だけを求める人、いろんな人がいます。
宗教における修業は、自己の精神と霊的に関係してくるので、己に厳しい姿勢と他者に対しての優しさを持つように心掛けなければ、悪霊の侵入を許してしまう結果になることでしょう。
人格を磨き見識を高めるのは宗教の教祖だけにいえることでなく、信者にも言えることであると思えます。その厳しさが宗教の社会的信用を確立していくことにつながると考えます。
インドの仏陀は、「合理的であり理性的」なもの「霊的であり神秘的」なもの、このベクトルの違う二つの方向性を見事に融合させたといわれています。
宗教には神秘性や霊的現象がともないます。
しかし、霊的現象だけでは社会的信用を確立していくことは難しいでしょう。
理性や知性がなければ、霊的現象にふりまわされ社会的に不適合を起こすことになると思います。
それでは大組織である幸福の科学の後継者のあるべき姿とはどのような人を指すのでしょうか
総裁先生は以下のように述べています。
「基本的に人格が曲がっていないこと大事です。まっすぐで、真面目で、そして、コツコツと教学を学んでいくタイプの人で、全体像が分かっていることが大事でしょう。」
これは、後継者だけではなく一般の信者にも言えることだと思います。
やはり法を真剣に学ばなければだめです。
今までいろんな人を見てきましたが、教学を軽視する人の言動は、どこか曲がっています。
法の一部を引用して勝手な解釈をする人が多いことを経験から学びました。
また、自分で考えないタイプの人も法を学んでいるとは思えません。
そのような人はすべて他人任せですから、質問され批判されても答えることすらできません。
後継者としてふさわしい人物像として
「真面目で勤勉で教学に精進する姿勢を持っていることが基本中の基本である」と述べています。
信者として最終的に残れる人とはどのような人なのでしょうか
長くやっているうちに知識と経験が増えていき、いろんなことに精通していく人、目立たないが努力を積み重ねる人が、崩れないで長く残る人であるといえます。
要するに努力の蓄積によって実力を蓄えた人が最後まで残る人なのでしょう
総裁先生は宗教に関しては独学で勉強されたようです。
私自身も宗教に関しては学校教育に関係なく独学で勉強してきたように思います。
魂の傾向性としてキリスト教に深くひかれていたと思います。
スウェーデンボルグをどのように知ったのか忘れましたが、「天国と地獄」や「主・イエスキリスト」など10代20代で読んでいました。
聖書やヘレンケラーの著書、ミルトンの失楽園、ダンテの神曲、シュタイナーのアカシャ年代記 世界幻想文学大系出版、などキリスト教に関係する著書を読む傾向があったと思います。
高橋圭子著者の「真創世期 地獄編」を読んだのはそんなときでした。
その当時はいい内容だなと思い(笑)それがきっかけで高橋信二氏を知ることになります。
仏教思想?が中心の教えで転生輪廻や中道の話など当時の私には新鮮さがありました。
しかし、振り返って冷静に考えてみれば、仏教理論について深く掘り下げているわけでもなく、人間・釈迦(確か全4巻だと思いますが)背景描写が多く仏教の思想にまで踏み込んでいなかったのではないかと思います。
(高橋信二氏は現在、霊界の裏側といわれる仙人界にいるようです)
私が仏教を本格的に学びだしたのが「悟りの挑戦 上・下」からです。
当時は宗教がこのように難しくて人を救済できるのかと思いましたが、悟りの挑戦をきっかけとして、他の仏教書を買いあさって独学で勉強しているうちに面白くなってきたのを覚えています。
当時の私の認識ですが、キリスト教に似ていると思えるところが何か所かあり、悪魔の存在と悪魔との対決を読んで、洋の東西を問わず悪魔といわれる存在が救世主を惑わすために邪魔しに来るのだなと思ったものです。
それ以後、頭の切れる法友と出会い刺激されて、哲学や神智学・人智学に関心を持ち独学で勉強をします。特に観念論哲学と仏教の認識論が似ていると思いましたが、観念論哲学を霊天上界で指導していたのが仏陀であるということで、なるほどと思ったこともあります。
それによって黄金の法に書かれている光の天使といわれる人たちの著書を全部読まなければいけないと思い自分のできる範囲で著書を買いあさって読みふけっていました。
知識として仏教理論を学んだことは自分にとって大きな強みとなりました。
なぜなら、日本には仏教に関係する宗教に所属している人が多く、その人たちと対等以上に議論ができたからです。
ただし、議論で勝っても相手が納得するとは限りません。
いずれにしても、幸福の科学の後継者及び信者としての基本的な在り方とは、人格が曲がっておらず、努力精進を積み重ねる忍耐力と教学を学び続ける姿勢が大切であると思います。
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