表面意識と潜在意識について考察してみます。
潜在意識は3次元的物質世界を超えた4次元世界以降に存在する自分自身の潜在能力と言えるかもしれません。
「潜在意識は善悪の判断をしません」と書いたことがありますが、もう少し詳しく説明するならば、潜在意識の世界は、守護・指導霊の世界に通じていますから、一定以上の認識力を持つ守護霊であるならば、人間の魂の進化という観点から、善悪の価値判断はできるはずです。
天台智は、一念三千論を説きました。
一念三千論は、波長同通の法則と意味が重なっている部分もあると思いますが、「思う」あるいは考える内容と同じ世界に通じて、その霊的世界と相互関係が成立し影響し合うという法則であると言えるかもしれません。
ですから、地上で生活する私たちの心の針が、天上界ではなく地獄の方向に向いているとするならば、守護指導霊であっても、波長が合わなくなり、正しい方向に導くことができなくなります。
潜在意識は、表面意識から蒔かれた「考え」という種子を拡大していき、3次元世界に投影していく働きがあります。
自分自身の現在の幸・不幸は、過去の自分の考えが潜在意識の中で拡大され現実世界に顕現してきたと言えます。
波長同通の法則から、表面意識と潜在意識との関係を考えるならば、表面意識の方で愛や善を考えるのであれば、守護霊や指導霊の指導を受けることが可能であると言えますが、表面意識が悪に染まっているのであれば、潜在意識の世界に存在する守護・指導霊であっても導くことが不可能になってきます。
そのような意味で潜在意識は善と悪の判断をしないと言えるのではないでしょうか。
ですから、潜在意識は善悪の判断能力を持たないという意味ではなく、あくまでも表面意識の選択と判断の方向に左右されるということだと思います。
潜在意識の領域に存在する守護・指導霊はもちろん善悪の判断能力を有しています。
有していますが、地上で生きている当人が悪を選択したからといって、強制的に善の方向に軌道修正させたりはしません。
潜在意識の働きをまとめると以下のようになります。
表面意識と潜在意識が同じ方向を向いていることが大切であると思います。
表面意識の思いが、いろんな方向に向きだすと、潜在意識の働きを相殺してしまうと思います。
また、表面意識でイメージしている表象内容が、潜在意識に種子として蒔かれ芽が出るまでの一定期間、思いを持続していることが大切であると考えます。
潜在意識と表面意識の関係は、心のコントロールと関係してくると思いますので、ある意味、修行と重なる部分ではないかと思います。
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