原子の構造を考えながら、宇宙との関係を考えてみます。
原子核の周りを回る電子の運動量はmvですが、運動量の円の中心に関するモーメントmv・aを角運動量といいます。ボーアはプランクの量子論を取り入れて、次の仮説をたてました。
電子はその角運動量がh/2πの整数倍に等しいという条件を満たす軌道だけを安定な状態で回転する。
電子がこの軌道で回転している時は、光を射出あるいは、放射しません。
(これを安定状態といいます)
この式の意味を検討してみますと、左辺のmv・aは電子の角運動量です。hはプランク定数といわれるものです。プランク定数算出方法は、複雑なので省略します。
プランク定数は自然界に存在する最少単位のエネルギーといいます。2πは2πラジアンで円周360°を意味しています。
すると、右辺は自然界に存在するエネルギーの最小単位を360°で割って、その単位を整数倍したということになり、これが角運動量と等しい時、電子は安定な状態で軌道を回転することができます。
上記の式を入れかえて次のようにします。
mv・2πa=h
h(プランク定数)は一回転した時のエネルギーと確認しているので(波動性科学 大橋正雄著書)次のような意味になります。
一つの円周(2πa)を一つの電子(m)が速度(D)で回転するとき輻射するエネルギーは右辺のhである。そこでn(量子数)の取り扱いでありますが、n=1,2,3・・・・・nは殻の半径、
は殻に所属する電子の軌道数と考えるべきであります。波動性科学 参照
電子の軌道数は面積に比例し、面積はエネルギーに比例します。
現在の定説では、nの二乗が半径ということになっていますが、著者は二乗すると面積になり、面積は軌道数で、エネルギーをあらわしています。これは実験値と正確に一致しているとのことです。
例えば、中心(原子核)から一番近い円周軌道を一周した時、発生するエネルギーはhとします。
仮に、半径が2倍になると円周が2倍になり、速度が1/2となります。
ですから、半径2倍の円周を1回転する所要時間は、中心に近い軌道を一周する時間の1/4になります。
原子核から半径が2倍の距離にある軌道を電子が1周する時間に、原子核から一番近い軌道を回る電子は4周しているので発生するエネルギーは4hであります。
しかし、このエネルギーが半径2倍の軌道にまで広がるとhになります。(距離の2乗に反比例)
つまり中心の軌道で発生したエネルギーも外に広がる過程でh(一定であるので定数として成立する)となり、外側のエネルギーは常に一定であります。
これは、エネルギー関係をグラフに表したら、素粒子から宇宙まで直線的に結ばれる可能性があります。
これは宇宙を支配しているエネルギーが一元的であることをあらわしているかもしれません。
プランク定数に振動数をかけるとエネルギーがでます。上記の回転と振動数はどのような関係があるかといいますと、以下のようになります。
振動を円運動によって表現すると、円周上の1点を出発したものが、1週回って再び出発点に戻ってくる回転と同等のものとなります。量子力学の考え方 ブルーバックス参照
三次元を構成している物質とは、ある一定の振動数で存在が決定されているといえます。
その振動数を変化させる技術があれば、物質の性質、機能、形態を変化させることが可能になるかもしれません。
宇宙に一定の調和が保たれている理由は、宇宙を支配しているエネルギーが一元的であるからだと思います。
にほんブログ村 にほんブログ村 幸福の科学