図体の大きい人は、外見だけ見ると怖そうに見えます。しかし、その大きさとは裏腹に、体の内部(内臓など)は意外に弱かったりします。
中国は、その大きさゆえに、内部から崩壊するのではないかと思えて仕方ありません。
彼らは、旧ソ連を研究し、経済だけは西洋的にしないと負けると読んで西洋型の市場経済を導入しました。
実際、経済発展をして成功をおさめたので、中国国民の共産党に対しての民衆の信頼は、つなぎとめられています。
共産主義者たちの考えは、要するに、資本主義国、自由主義国は貧富の差が激しく、強盗や麻薬、あるいは売春がはびこる世界である、それに対して共産主義国は、倫理的理想社会、すべて平等な平和な社会であると考えていました。
更に、当時のソ連経済の表面的な成功が、共産主義を浸透させてしまいました。
当時の資本主義国家はすべて不況でした。アメリカ、ヨーロッパ、日本は長く続く不況に喘いでいました。1929年10月、ニューヨークのウォール・ストリートの株式市場大暴落で、世界中を巻き込んだ大恐慌になります。
これに対してソ連は、共産主義体制のもとにアメリカやイギリスのブロック経済の影響をうけることなく、10年間にわたる二度の計画経済で国民所得が4倍、鉄の生産量が4.4倍、工作機械は20倍と大変な数字の伸びのように見えました。
しかし、この重工業政策の陰で何百万人という農民が餓死していますので、政策は大失敗なのですが、それは隠されていましたから、表面上は共産主義経済の成功のように見えました。
ソ連の表面上の成功によって、マルクスの予言があたったと思う人がでてきました。
マルクスは確かに、資本主義は恐慌を生むといっていますが、日本からみれば資本主義国家が恐慌に喘いでいて、共産主義の表面上の発展が見えるだけですから、共産主義・社会主義のほうが正しいのだという、こうした見方がでてきてしまった訳です。
しかし・・・
内実はどうであったかといいますと、「共産主義のほうがさらにひどかった」ということが、ソ連邦の崩壊でわかってしまいました。
ゴルバチョフがグラスノスチ(情報公開)しただけで、あのソ連が崩壊してしまいました。
国の情報操作で内部事情を隠蔽していたのでしょうが、すべてが明らかになり、崩壊してしまいます。
共産主義の基本的考えは、平等を前面に出す思想ですから、経済格差が何倍にも開いたら、お金持ちから金をとって、貧しい人にばらまいて平等にするというものです。
しかし、現実の中国の実情は、一部の金持ちをのぞいて大部分の人は、苦しい生活を強いられているといえます。
実際に貧富の差が解決されていないということです。
平等でなければならない共産主義体制が、経済が拡張すると同時に矛盾が膨らんできています。
要するに経済格差がさらに広がると思われます。
情報公開しただけでソ連が崩壊したように、中華帝国も現実の情報がウィルスのように広がって国民のルサンチマン(怨念)が共産党一党独裁政治に向けられると考えられます。
ですから、習近平が軍事を拡張しているなかで、中国内部では内乱が起きて中華帝国の分裂が始まるのではないかと思えます。
もちろん、軍部が弾圧をしてくるでしょうが、軍部のなかにも末端の兵士はそれほど裕福であるとは思えませんので、一部不満を抱えた兵士たちが、そうした内乱軍に共鳴する人も出てくるかもしれません。
習近平は、経済が拡大したのなら、内需拡大し国内の景気をよくすることを考えればよいと思うのですが、一説によると習近平は経済音痴で侵略および略奪以外に考えがないようなので、やがて、その経済的無知および、他国を侵略して資源を奪い取るという欲望ゆえに、自爆するように思えます。
更に中国国内にはキリスト教を信じる信仰者が一億人を超えているともいわれています。
中国内部に、「思想・信条の自由」「信教の自由」「言論・出版の自由」などあらゆる“自由”が入ってくると、中華帝国は内部分裂すると考えられます。
中華人民共和国も現実はまだ、共産党一党独裁政治であるといえます。
中国国民の基本的人権は、ほとんどないも同然で、統制の自由しかありません。
ですから、先ほどの思想、信条の自由、信教の自由など西洋型民主主義が中国に入ってくると、ソ連がロシアとその他の共和国に分裂したように、中国の各地で独立運動が起きてくるかもしれません。
結局、中国にとっての恐怖は、情報がオープンになり真実を知られること、中国の内情を知られることが一番怖いのでしょう。
ここで幸福の科学の中国に対しての影響力を考えてみます。
中国は易姓革命の国です。
易姓革命とは、政府あるいは皇帝が人々を苦しめるような間違った政治をしたとき、その政治体制を変えることを天が命じるという意味だそうです。
幸福の科学の大川隆法総裁は、地球における神々の頂点に位置する地球神ですから、大川総裁が中国の民主化を望むのであれば、中華帝国は民主化しなければなりません。
幸福の科学の思想による霊性革命がおきることで、中国共産党が拠って立つところのマルクス・レーニン主義の土台が崩れ、中国が虚無に基づく国家であったことが明らかになることを祈ります。
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