不確定性原理は次のような式であらわせます。

A
ΔX×ΔP≧h
ΔX:位置の不確かさの幅
ΔP:運動量の不確かさの幅
h :プランク定数
B
Δt×ΔE≧h
Δt:時間の不確かさの幅
ΔE:エネルギーの不確かさの幅
h :プランク定数
Aは粒子の位置と速度を同時に決まった値を取ることができません。そのために、電子を狭い場所に閉じ込めると(位置を確定しようとすると)、運動量・速度の不確定さが大きくなってしまいます。また、速度を確定しようとすると、今度は電子の位置が不確定になります。
Bはごく短い時間なら(時間を確定しようとすると)、エネルギーの不確定さが大きくなり、一時的にどんな大きなエネルギー値でも、また正のエネルギーだけではなく負のエネルギーも取り出すことができます。これをエネルギーの「ゆらぎ」とよんでいます。
素粒子 ナツメ社・重力と一般相対性理論 ナツメ社 参照
このようにどちらか一方を確定しようとすると、片方の不確定さが大きくなって同時には分からないとうことです。
視点を変えてみると、観測者がどちらを選択するかで(例えば速度をすてて、位置を確定しようとすると)自然は観測者が測定したい形をとって観測されます。つまり人間が観測方法を選択することで自然現象がちがって測定されます。
これは、言葉を変えれば人間の意識によって自然現象が変化するというようにも考えられます。
一般的には理解しがたいことですが、霊界においては同じ対象を見ても、その霊人の心境や認識力によってちがって観察されるわけですから、素粒子の世界は霊的世界に近いところにあると思います。
予言は不確定性原理と何か関係があるのでしょうか
未来に対しての予言は、一般的にいって確定的なものではないと思っています。このような原因行為に対して、このような結果になるという因果関係的な要素があると自分は考えています。また、それが人類全体の集合想念にも関係があるので、現代という時代がどういう価値観のもとに動いているかを判断できれば、予測はある程度できるのではないかと考えられますが、いろんな条件が複雑に関係しているので、未来に関してはやり不確定要素があると考えます。
しかし、未来に対しても縁起の理法によって、あるいは自助努力の精神で変えていくことは可能であると自分は信じています。
唯物論的な考え方を捨て去り、仏や神の存在を信じ、霊的世界を確信し、人間の本質は霊的存在であり、すべての人間には仏性が宿っているという点で個人は独立した存在ではなく兄弟であり、それゆえに愛の思想が大切なものであるということ信じることができれば、地球はユートピアに近づくと思います。


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