現代の物質科学とは、唯物論的欲望の科学であるといえるかもしれません。しかし、現代の科学的な成果及び発展を否定するつもりはありません。科学の発展のおかげで、便利になり時間の短縮化、効率化がすすみ、あるいは大宇宙の構造やミクロの世界に対しての見識が広がったことにより、人間はある意味で、過去の歴史にはなかった知識を身につけることができました。
しかし、その反面としてその知識が自惚れとなり、過去の偉人、哲学者、あるいは偉大な宗教家が説き続けてきた人生の意味、霊的な世界、偉大な光の天使達の存在を、証明することができない、確認できないという理由で、それをあざ笑い冷笑してきました。
宇宙にはバランスの法則(作用・反作用の法則)があります。神仏を否定する考えは必ず反作用として自分に帰ってくるでしょう。
そして、人間には超えてはいけない一線があると思います。神仏を軽んじること、光の天使達を迫害することが、それにあたるでしょう。
神仏の科学とはどのようなものなのでしょうか。それは生命エネルギーであり、波動的エネルギーであり、重力波と関係があるのではないかと自分は考えています。
超弦理論には数学的な一つの理論的予測として『影の世界』があるといいます。これがダークマタ―と呼ばれるものなのかどうかわかりませんが、重力を通して相互作用する世界があると予言します。
ダークマタ―とは、暗黒物質ともいわれ、銀河系や銀河の間に大量に存在すると考えられていますが、光や電波、X線などでは全く見ることができない物質と言われています。
超弦理論とは、だいたい以下のような内容です。
素粒子の基本相互作用を1つの根源的な力に統一することを目的として、最も基本的な実在を1次元的な広がりをもつ、ひも(超ひも)であるとして展開される理論です。
相互作用を媒介する粒子を以下にまとめます。
重力子(グラビトン)結合する対象は質量 重力:宇宙論、惑星を太陽に、星を銀河に束縛する力
光子(フォトン) 結合する対象は電荷 電磁波:電子を原子核に束縛する力
ウィーク・ボソン 結合する対象はクォークのフレーバー(香り) 弱い力:ハドロンとレプトンの放射性崩壊をつかさどる
グルーオン 結合する対象は色電荷(カラー荷) 強い力:クォークを恒久的にハドロン内部に閉じ込める力
重力の相互作用を仲介するのは、グラビトン(重力子)とよびます。重力は他の力と違ってケタ違いに小さく、とても観測にかかる素粒子ではないと言われています。(以前、一次元(線分)からみた三次元(高さ)は小さすぎて観測にかからないと説明したことがあります。あるいは、線に見えても解析度をあげると3次元になります)
物質構成の粒子をフェルミオン、力のなかだちをする粒子をボーズ粒子と言います。
フェルミ粒子とは、スピン1/2の電子や陽子、中性子などの素粒子をいいます。
物質の構成要素とされているのがフェルミ粒子(スピン半整数粒子)であり、それらの相互作用を媒介するのがボーズ粒子(スピン整数粒子)といわれています。
このフェルミオンとボーズ粒子を、超対称変換して(フェルミをボーズにボーズをフェルミに入れかえる)対称粒子というものを考えます。
クォークを超対称変換したとき、その対称粒子をSクォークといい、レプトン(軽粒子)を超対称変換すると、その対象粒子をSレプトンと呼びます。
これら通常粒子に対してのパートナー粒子(超対称性粒子)が存在すれば自然界は、左右公平であるということです。この対称粒子をスージー粒子と言います。
※レプトンとクォークの間にゲージ対称性を要求すれば、それらの粒子は区別がなくなって、一つの根源的な粒子に置き換えられる。区別の生じるのは、対称性の自発的な破れによるものである。
スージー粒子と通常の粒子は重力を通してのみ、相互作用を持つといわれています。(いろんな研究から超対称性が時空に関係していることがわかっています)
これが超弦理論から導き出された一つの結論です。重力相互作用は電磁相互作用と比べてはるかに弱いので、スージー粒子(超対称性粒子)を発見する可能性はきわめて小さいと考えられます。そのために、自分の身のまわりにありながら、気がつかないだけかもしれません。
スージー粒子でつくられている機構を影の世界と呼ぶことがあります。影の世界を構成しているのは、SクォークやSレプトンといった超対称性粒子ですから、この世の世界と同じような世界が展開している可能性があります。
このスージー粒子で構成された世界が、霊界といわれている世界と何らかの関係があると自分は考えています。
つまり地球の重力場こそが霊界を構成している足場なのではないかと私は考えています。地球の重力場という限定付きなので、4次元から8次元までが地球の重力場を基礎として構成されているのではないかと想像しています。
人間の念いといわれるものも重力波ではないかと考えます。重力波とは、一般相対性理論によりますと、万有引力に基づく重力場の変化が波動として伝わることが考えられ、これを重力波とよびます。
重力を通して、この世と霊界はお互いに影響をしていると思えます。
重力場とは、物体に重力が作用する空間をいいます。地球上の物体は地球からの重力をうけるので、地球の周囲は重力場であって、重力加速度Gを一定とみなすことができる範囲内では、一様な重力場があるといいます。
人間の念が重力波ではないかと定義しましたが、波動である以上、周波数があるはずなので、超対称性粒子で構成されている影の世界と、周波数が共振すれば、お互いに影響しあう関係になるかもしれません。波長同通の法則です。
これからの科学は霊界を否定する唯物論的な科学ではなく、神仏の存在を肯定し、霊界の存在を証明し霊界の法則を、この地上に具現化する科学こそ未来科学のあるべき方向性ではないかと思います。
スェーデンボルグは、「霊界、霊のことを世の人に知らしむべし、それ以外に世を救う途なし」と言われていたと思いますが、霊界を信じ、神仏の慈悲を信じることで、その思いが結集することで世界は変わると信じています。
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