2013年05月05日

美について 再掲

美について

『愛から祈りへ』に昔からギリシャには、「悪魔には芸術を解さない」ということわざがあると書かれています。当時は、芸術的な光りを放つことが、偉大な神の子としての証明になっていたということです。
地獄の悪魔たちは、闘争と殺りくの中に生きているので、その心の中がやすらぐことがないのでしょう。

音楽を楽しむ余裕も、詩を吟ずる余裕も、文学を語る余裕も彼らにはないと言われています。
精神的な余裕がないということは、美しさからかけ離れた精神状態であると言えると思います。

昔のギリシャの芸術と現在の芸術では表現形式が違うかもしれませんが、人間の肉体や動作を最大限に美しく表現した、バレエは美しさの基本であると思います。
美しい音楽に合わせて身体を動かすということは、人間の本性にかなった芸術であると思います。
美しさを表現できるということは、真理にかなっていると思えますし、心の中が闘争と破壊、欲望にまみれていては、人の心をなごませる美しさは、決して表現できないでしょう。

バレエを習っている方は、どの人も姿勢がよくなっています。アン・ドゥオールという言葉がありますが、外へ、という意味です。アン・ドゥダンは内へ、という意味で対になっている言葉です。

バレエは基本的には、アン・ドゥオールの舞踏といっていいのではないかと思います。外へ、外へと大きく開いていく舞踏であると思います。ちなみに日本舞踏は、内足を基本としています。
和服を見ると内へ内へと巻きつけるように纏う衣装です。
民族の性質の違いかもしれませんが、西洋人は外に向かって自分を表現する民族だと思いますが、日本人は基本的に内に籠る性質があると思われます。


バレエの基本はアン・ドゥオール(外へ)で胸をはり、背筋を伸ばし、堂々とする、そのような表現です。

そして、バレエは常に音楽とともにあるお稽古で、常にピアノの伴奏がつきます。
私個人としては、ピアノの音色が好きなので、美しいピアノ音楽に合わせて踊る、バレエは魅力的に見えます。

個人的には、シルビーギエムという方のファンですが、優雅な動作、速い動き、跳躍力、表現力など、自分のような素人がみていても、人間は、努力するとこんなに美しく自分を表現できるのだなと思います。
女性であれば、健康の為であるとか、美容体操として習う方もいるようですが、バレエはたんなる体操とは違います。美と結びついたひとつの表現芸術なので、表現する心を学ぶことで、優雅な身のこなしも会得できるし、他人のことに関してもより深く理解できる洞察力が身につくのではないかと思います。
シルビーギエム 1.jpg

フランスパリ シルビーギエム.jpg

ギリシャ的な愛の中には、単に人を愛するということのみではなく、愛の中に美があり、愛の中に知があると教わっています。
ギリシャ的な愛の教えは、知ることは愛することであり、美しいことは同時に愛である。ギリシャ的な愛の中には、すべてのよきものが含まれていると言われていますが、真理を知識として学ぶことは、とても大事なことでありますが、それとは別に真理を美しさという視点から表現しようとする意識も、神につながって行く道であると思います。
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posted by ガンちゃん at 22:54 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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