これも光速を超えた速度がなければ、説明できない実験です。
光速を超えた速度を信じることができる人は、以下の説明を読みとばしてください。
全スピンがゼロである2粒子系を考える。
これは、2つの粒子が互いにスピンを打ち消しあって全体のスピンがゼロと言うことである。片方の粒子のスピンが上向きであればもう一方の粒子のスピンは下向き。また、片方の粒子のスピンが右向きであればもう一つの粒子は左向きと言うことになる。粒子がどのような位置にあろうとも2つの粒子のスピンの大きさは等しく向きは互いに反対である。
実験装置の磁場を変えることにより電子の方向を変化させるとする。片方の電子が実験装置の磁場を通ることにより電子の方向が上向きならば片方は測定するまでもなく下向きである。また、実験装置の磁場を変えることにより通過した電子の方向が右向きならば片方は測定するまでもなく左向きである。
次に粒子が実験装置に近づきつつある途中で実験装置の磁場を変えるとする。領域Bに向かって進んでいる粒子は領域Aに向っている粒子が上向きから右向きに変えたことを知り、そのためスピンを下向きから左向きに変える。領域Aで磁場の向きを変えたことによって領域Bで起こることが変化する。
これは2つの粒子の間に説明できない相関関係があることを意味する。領域Aにある粒子のスピンの変化を即座に知ると思われる。
領域Aで起こる出来事と領域Bで起こる出来事を光という信号で結び付けるのに十分な時間がないとすれば、物理学の通常の考え方に従う限り領域Bで領域Aの出来事を知るとこができない。
こういう場合、「空間的時空距離にある」という。空間的時空距離とは作用が光速で伝わっても2つの出来事に影響関係がないことを言う。
局所作用の原理によればある出来事から空間的に離れた時空距離にある実験者がその出来事に変化を与えることはできない。局所作用の原理であれば常識である。つまり、我々から空間的時空距離にある実験結果は我々がその実験と同時刻にしたこととは何の因果関係もない。
アスペクトの実験では粒子が到達する瞬間、観測開始の10-6秒前に観測装置に状態を変えることができる。
観測直前に観測装置の状態を変えるので「観測装置の状態に関する情報」は、素粒子の到着する前に他方の領域に到達することはない。(情報が光速以下でしか伝わらないとすればそうなる。)
到達することのない情報が到達したということです。
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