「事態の進展があった時点で記事にしよう」
と、一か月近くも様子を見ていた件があるのですが、膠着(こうちゃく)状態に入ったみたいなので、このあたりで見切って、記事を一本書くことにします。
それは何かと言いますと、11/9にロシアが打ち上げた、
「火星の衛星フォボスを探査するための火星探査機"フォボス・グルント"」
が、打ち上げ早々、エンジントラブルに陥り、予定の軌道に乗れず、「地上に墜落確実」ということで、一時大騒ぎとなり、その後23日に同機から応答があったとして、「挽回に入れるか」と思いきや、再び音信不通となって、現在位置も知れず、今では火星探査が絶望視されています。
かたや、過去最大の火星探査車「キュリオシティ」を搭載したアメリカの火星探査用「アトラス5ロケット」は、打ち上げ予定日をわざわざ一日ずらして、(当初ロシアの「フォボス・グルント」の地上墜落予想日と言われた)27日(日本時間)に、無事打ち上げに成功して、現在順調に火星に向っています。
この話、20世紀末に集中的に打ち上げられたアメリカの火星探査機に先駆けて、旧ソ連が1980年代に推進した火星探査『フォボス計画』が、打ち上げた人工衛星がことごとく不可解な事故に見舞われることよって、完全失敗した経緯を知っている人にとっては、
「ぞっとするような怪しさ」
を思い起こさせるのに十分な出来事だったでしょう。
探査衛星が撮影した
巨大葉巻型UFO
火星の衛星「フォボス」は、直径に当たる部分が20kmほどで、火星を回る公転軌道が、いわゆる「人工衛星の静止軌道」の内側になるため、1日に火星を3周できることから、
「火星観測には絶好の拠点」
(火星を丸裸にできる)
とされました。
(「これが宇○人とア××カの逆鱗(げきりん)に触れた」という説が、今でもロシアでは根強いです。)
そのため、旧ソ連は「フォボス計画」を推進し、1988年に衛星フォボスを目指して、「フォボス1号」、「フォボス2号」を相次いで打ち上げました。
ところが、フォボス1号は、打ち上げ2か月後に突然、「通信が途絶」し、行方不明となりました。フォボス2号は、翌年火星の周回軌道に入り、その後衛星フォボスに向ったものの、こちらもフォボスを目前にしてプツリと交信が途絶え、ソ連宇宙局は、
「フォボス2号が消滅した」
と発表、その後、「きりもみ状態となって地上に落下した」ことが判明し、これをもって事実上、旧ソ連の「フォボス計画」は幕が下ろされました。(今年の11月に復活するまでは。)
問題は、ここからです。
その直後に、フォボス計画に携わっていた科学者が、ソ連のテレビ番組に出演し、
フォボス2号が消失直前に撮影したとされる"巨大飛行物体の影"を見せて、
「これが未確認飛行物体(UFO)の影である」
と発表したものですから、大騒ぎとなりました。
(科学者としては、「"墜落"は自分達のせいではない」と言いたかったのでしょう。)
後日、この"影"は、フォボス2号自身のものであることが確認されましたが、それにしても、科学者が、その程度のことが予め(あらかじめ)分からないはずもなく、その後ほどなく、「真実」が告発されることになりました。
最初はソ連の科学者達によって、次いで1991年に旧ソ連の元宇宙飛行士がアメリカのサンフランシスコで開いた記者会見の中で、
「フォボス2号が撮影した別の写真を公表し、そこには推定数キロメートルにおよぶ"巨大葉巻型UFO"が写っていた」
のです。
火星の地表は、
エベレストの頂上と
同じ
もともと衛星フォボス自身が、「人工建造物」であるとの説は、昔から根強くありました。早くも1958年には、ロシア人宇宙物理学者シクロフスキーが、「フォボスは薄い金属板構造をしている」と唱え、
米アイゼンハワー大統領の科学顧問を務めたシンガーも、1960年の"Astronautics"誌上で同様の主張を展開しました。
また、フォボス2号が"消滅"した1989年には、イギリスのテレビ番組が「フォボス2号が撮影したとされる、火星地表の"高解像度映像"を公開する」というスクープを報道したのですが、そこには、
「整然と碁盤の目の様になった直線が何本も走り、明らかに人口構造物と思われるもの」
が映し出されていました。
今回行方不明になったロシアのロケットには、23年ぶりに衛星フォボスを目指すロシアの「フォボス・グルント」のほかに、中国初の火星探査機「蛍火1号」も搭載されていました。
これらがもろとも、宇宙の藻屑(もくず)と消えたとすれば、「一定の疑いの目を向けられる」のはやむを得ないところでしょう。
今回特に強調したいのは、以下の点です。
幸福の科学大学に提出した論文『反重力を生み出す三つの原理』の中でも採り上げた東北大学の故早坂秀雄教授は、1989年にアメリカ物理学会誌「フィジカル・レビュー」に、
「ジャイロスコープを使って反重力を発生させるのに成功した実験」
を発表して、当時世界中に大反響を呼びましたが、その早坂教授の弟子筋に杉山敏樹氏という、やはり東北大出身の科学者がいます。その方が、1997年にアメリカの火星探査機マーズパスファインダーが火星に着陸したとき、そのデータを解析して、非常に奇妙なことを発見したのです。
それによると、公開されている着陸船の寸法、重量などを元に、同氏が「火星の大気突入シミュレーション」を、コンピュータ計算によって開発したのだそうですが、
それに基づいてシミュレーションした計算結果と、やはり同じく公開されている「実際の着陸船の減速グラフ」とを比較したところ、どうしても両者の数字が一致せず、何度計算しても、着陸船は「地表に激突してしまった」のだそうです。
これは、一般公開されている「火星の大気は、地球の地表大気の約百分の一である」というデータに基づいて計算したからですが、それでは埒(らち)が明かないので、インプットする大気密度を段々上げていったところ、
「約30倍のところで、実際の減速グラフと一致した」
のだそうです。
この"30倍"という数字は、ちょうどエベレストの頂上の大気密度に当たります。エベレストの頂上では、酸素ボンベを使わなくても呼吸ができることは、何人もの人が実際にやってみせて証明していますので、計算結果が正しければ、火星の地表でも、人間は呼吸できることになります。
それ以外にも、細かな理論的説明は省略しますが、
「昼間は青くなければいけない空が、赤色になっている写真で発表」されたり、
「それがおかしい」と指摘されたら、
「突然、青色の空の写真が新聞発表された」まではよかったものの、
インターネット上には、相変わらず全く同じカットの写真が、
「鮮やかな紅色のままで掲載され続けていた」
という"御笑い話"みたいなことがあって、ここまで来ると、
「もういい加減にあきらめたら」
と言いたくなってしまいますね。
どうやら火星には、生きていけるだけの"空気"がありそうです。
「目指せ、火星を!」
幸福の科学の「未来科学リーディング」に出てきた技術が、一部でも実用化されれば、とりあえずワープを使わなくても、アメリカの「アトラス5ロケット」が約200日かかる火星まで、私の計算によれば、早ければ3日、遅くても5日で到達できるはずです。


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