小1プロブレムが問題視されています。授業中歩き回ったり、騒いだりして家にいるのと学校にいる時の区別がつかない子供が増えているようです。
その背景には子供の育つ生活環境の変化が原因だといわれている。
ある校長は、『子供が一人で遊び歩くことが禁じられ、習い事に忙しく、遊べる場所も友達も限られている。新しい環境への適応力が育っていないのも仕方がない。』と話している。
また、別の校長は
『昔なら厳しく叱れば教室はおとなしくなったが、今はそういう時代ではない。ただ、わがままといえる言動を許してしまうことになっているのでは』といった発言がされていたが、どちらの意見も解決策が見当たらない。
保育園や幼稚園と時間割で動く小学校の生活では文化が異なる。適応できる子供は問題ないが、中には適応できないでつまづいてしまう子供もいるとは思う。
小1プロブレムの要因として、「児童に耐性が身についていない」「基本的な生活習慣が身についていない」「家庭での教育力の低下」「担任が指導を適切にはできなかった」とあったが、児童の耐性や基本的習慣力もすべて家庭での躾にあたる部分ではないかと思います。
実際、子供を育てるご両親は大変であるのは理解できますが、それでも各ご家庭で教育に熱心な母親もいれば、まったく教育に関して考えているとは思えないご両親もいることは事実だと思います。
遅まきながら教育の法を読み始めたばかりなので、自分の頭の中を整理したいと考えていますが、やはり保育園児や幼稚園児にとって大事なことは、基本的な生活習慣を身につれることだと考えます。
小さいうちから不規則な生活をすれば、基本的生活習慣の乱れとなり、学力や体力低下をもたらすことになり、非行の原因にすらなると思う。
基本的生活習慣とは例えば、早寝、早起き、朝ごはんをしっかりとる等。
ぺーバーテストでも朝食をきちんととる児童生徒ほど平均正答率が高いそうです。
(ちなみに朝食は、ご飯のほうが脳に良いそうです。パンなどは柔らくて、くだいて飲み込むだけですが、ご飯ですと噛むことで脳に刺激を与えるそうです。)
子供に勉強を教えていくにも理解スピードがゆっくりタイプの子供やマイペース型、中にはうさぎさんタイプのような勉強を先へ先へと進めていくが、うっかり見落とし、早とちりする子供もいるし、個性や性格が十人十色なので、一クラス20〜30人以上いると教える先生も大変であるとは思います。
理想を言えば先生達が、子供に道徳的善悪、あるいは宗教的な心に関する話をすることができればとは思いますが。
塾で勉強している子供たちが既に、人を蹴落としてもといった阿修羅波動で勉強しているようでは今の学問て『何』と感じてしまう。
本来の学問は人を変え、その子供の未来にも影響を与える大事なものであるはずなのに、何か本末転倒のような気がするが。これは子供だけの問題でなくて、大人たちの言動や行動にも問題があると思う。
ジョンロックの教育に関する考察の中で、『子供たちは大抵手本にならって行動します。われわれはすべて身近にあるものの色になる一種のカメレオンです。聞くものよりも見る者のほうが理解しよい子供たちについては、このことは怪しむにあたりません』とあるが、大人たちがまず自分自身を律して子供の見本になれるような、言動、行動をすべきであると思う。
しばらく教育に関して考えていきたいと思います。


にほんブログ村 にほんブログ村 幸福の科学