2023年09月10日

新築の家を建てるには老朽化した家を取り壊すしかないのか

例え話をします。

ある家族が、家を建てかえるかどうか考えています。

現在の家は老朽化が進み、ライフスタイルに合わなくなってきたからです。

その夫婦には一人息子がいます。

この息子は、わがままで享楽的な人生を生きています。
父の言うことなど聞かず、わがままし放題な息子です。

ある時、家族会議で現在の家を改修工事で補修するか、家を取り壊して新築の家を建設するか議論していました。

古い家は改修工事では追い付かず、思い切って新しい家にしようと提案する父。

しかし、わがままな息子は家を取り壊し新築の家を建てるまでの間、東京を離れることになるので反対します。
都会を離れると、遊ぶことができなるからというのが理由のようです。

父は息子を説得するのですが、言うことを聞かないのでその息子を残して、工事が終わるまで地方で暮らすことにします。

ある時、父の言うことを聞かずに古い家にいて享楽的に生きていた息子は解体工事がはじまったのでびっくりします。

父の忠告や教えを聞かず、肉体の楽しみにふけっていた息子は、古い家から追い出され、困惑しています。

父に連絡が取れず、一人で彷徨うことになります。


当然ですが、古い家が解体され、新築の家が建つ前段階で家の設計図は完成されています。


設計図が決まっているからこそ、古い家は解体され新しい家を建てることができるのです。

終わり

このたとえ話が意味するところは、

古い家とは現代の文明を指します。
老朽化が進みということは、世界各国で唯物論が蔓延し神を信じない人達が増殖しているということです。


父とは、イエス様が天の父といわれた、主・エルカンターレです。

息子とは、主の教えに耳を傾けない日本人です。
宗教を馬鹿にし、肉体を喜ばす方向で幸せをつかもうとする堕落した人類というとこでしょうか。

新築の家の設計図とは、主が説かれた仏法真理を意味します。

つまり、

新しい文明をつくるためには、現在の古い文明を壊さなければならないのだろうか。

改修工事で追いつかないほど、家の老朽化がすすんでいれば、取り壊すしかありません。

すでに法は説かれていますので、この仏法を広めない限り、老朽化した文明は解体工事される可能性があります。


現代は最大のピンチであると同時に最大のチャンスでもあると思えるのです。






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posted by ガンちゃん at 01:46 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月07日

愛に基づく自由

本当の自由とは
己の主体的意志にもとづいて行動し、その結果に対しては責任をとる姿勢だと思います。

自由といっても認識の広がりや、深さ高さによって条件づけられますから、個人の自由には限界があると思います。

本来、自由自在ではありますが、知らないことに関しては思考することも行動することもできないということです。

この自由意志をどの方向に使うかによって、人間は成長し、あるいは堕落もします。

自由意志があるということが、因果関係や縁起の理法が成り立つための根拠であると考えます。


カントは言います

「おまえの根本命題がすべての人に当てはまるように行動せよ」。


しかし、この考えは個的な意志、行為を殺してしまう考えです。

大事なのはすべての人に当てはまるような行動ではなく、個々の状況に合わせて、何をなすべきかが問題なのです。

個々の場合、状況にあわせて道徳原則を引き出せない人は、個的な意志に基づいて行為しているとはいえません。



ただ、自己確立ができていない人、自由とわがままを混同している人に対しては、強制的に戒律や法律を適用してもいいのではないかと思います。



「私は、私の行為を通して実現しようとしている対象への愛と結びついている」。

ただ単純に道徳規則に記載されているというだけで行動している人は、主体的な意志に基づいて行動しているとは言えず、ただの執行人にすぎないとシュタイナーは言います。

この行為は良いことだから行う、この行為は悪いから行わないというように悟性的(観念論的な意味での悟性)判断をしてから行動するのではなく、私が行動するのは愛に基づいてである。
という考えが主の教えではないでしょうか。


ゆえに単なる義務の概念は自由を排除してしまうことになります。

なぜなら、個々の在り方を肯定しようというのではなく、一般的な規範に当てはめてしまうからです。



神仏の子供であり個性ある人間が行動していくその根底には、愛がなければいけないと考えます

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posted by ガンちゃん at 20:08 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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