速度と時間の関係を考えながら霊界の法則を考察してみます。
アインシュタインの特殊相対性理論は2つの公理を柱として成り立っています。
1.相対性原理・それぞれの慣性系での物理法則は同じでその運動は相対的である
(絶対的な基準は不要)
2.光速度不変・光の速さは観測者の運動に関わらず常に一定
A車とB車が100キロでお互いに向かってきたとします。
B車の運転手からA車をみると、時速200キロで向かってくるように見えるはずです。
100q/h+100q/h=200q/h
日常の世界では速度が光の速度と比較して極端に遅いので足し算で計算できます。
しかし、速度が光速に近づくにつれて、単純に足し算では計算できなくなります。
アインシュタインの速度合成式は以下の通りです。
VA・VBはそれぞれの速度です。
仮にA.・Bの速度は80q/hで互いに向かって進んできます。
光速300000q/秒=1080000000q/h
80q/hという日常生活範囲内の速度ではアインシュタインの速度合成の式を用いても単純に足し算の合計と同じ数値がでます。
しかし、速度が光速になると以下のような結果になります。
A・B の速度が300000qで近づいているとします。
AからBの速度を測定すると600000qで近づいて見えるはずです。
しかし、計算では光速300000qで近づいているように見えるのです。
光の速さは観測者の運動に関わらず常に一定という公理です。
次に時間の相対性についてまとめてみます。
宇宙船の速度が光速度の5分の3だとします。
時間遅れの公式に代入します。
C:光速30万q/秒
V:運動する系の速度
T:時間
光速の5分の3は0.6Cですから
になります。
地球の1秒が宇宙船の中では、0.8秒に遅れます。
さらに、静止した系から24万q/秒で走る系をみれば、
となります。
地球で5年たてば、24万q/秒で飛ぶ宇宙船の中では、地球の時計で3年しかたっていないことになります。
時間とは現象の変化を伴います。現象が変化するということは、それだけエネルギーを消費したこと意味しています。
時間とはエネルギー消費量と密接な関係があります。
エネルギーとは、4次元以降にある高エネルギー(霊的エネルギー)のことです。
高いエネルギーは、低いエネルギー状態で安定しようとする性質があります。
エネルギーが高い状態から流れ出し低い状態で安定しているのが物質であると思います。
ですから、三次元の物質世界は常に四次元以降のエネルギーの供給を受けて存在しています。
四次元以降からのエネルギーの供給が絶たれると物質世界である三次元は消滅します。
短い間に大量のエネルギーを消費すれば、現象は大変激しく変化し、時間が短くなります。
例えば、バケツに10リットル分のガソリンが入っているとします。
1秒間に10リットル分を燃やせば、10リットル分の炎が燃え上がります(現象が急激に変化)が時間は1秒間です。
1秒間に1リットル分ずつ消費すれば、1秒間に、1/10リットル分の炎が燃えますが(現象が緩やかに変化)、時間が10秒間に伸びます。
光速に近づけるには大変なエネルギーを必要とするはずです。物質にエネルギーを加えるということは、4次元以降から流れるエネルギーの供給とは反対のエネルギーを加えたことになります。
ですからエネルギーの消費する速度が遅くなり時間が遅れて、長さ(存在)が短くなり、エネルギーの消費が遅くなった分、霊界にエネルギー保留されるので質量が増大します。
これが特殊相対性理論の結果である、光速に近づくと時間がゆっくりと進み、長さが短くなり、質量が増大(エネルギーと質量の同等性)するという具体的な説明ではないかと思います。
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