当時、フランスとイギリスは国として、それほど明確に分かれていたわけではありませんが、ジャンヌの戦いによって、フランスという国の概念が出来上がりました。
この戦いにおいて勝つことがなければ、フランスは地球からなくなっていたというほど重要な戦いであったのだと私は考えています。
1412年〜1431年ぐらいの約19年という短い人生ではありましたが、実際に天使の声を聞いて、活動したのは17歳から19歳の2年ぐらいですので、イギリス側からみたら、ジャンヌは魔女か何かに見えていたかもしれません。
ジャンヌ・ダルクはこの世的なる教育をまともにうけていなかったようです。
4ヵ月ちかく、当時の聖職者の尋問を受けていましたが、この内容を裁判記録で読むかぎり、とても17歳前後の少女の答えるレベルではなく、神がジャンヌに宿って答えたがごとき内容です。
10代の少女が数カ月も尋問を受けていたということで精神的に相当疲労していたのではないでしょうか。
聖職者と呼ばれる当時の人達の質問の方が、取るに足らない質問で智慧とよべるものではありません。
明らかに、聖霊の声を聞き、見ることができるジャンヌに対しての嫉妬が含まれていると思えます。
ジャンヌ・ダルクは、剣や槍を使った戦いの練習などしたことがありませんし、軍事的なことは何もわかりません。
全く経験もなかった少女ですが、そのなかでフランスを勝利に導いたのは奇跡としかいえない歴史的な出来事であると思います。
ヘーゲルの歴史哲学ではありませんが、神の世界計画にはイギリスとフランスを分けてそれぞれ独自に発展させようとしていたのかもしれません。
また,田舎で育ったジャンヌが国王の前でも怯まなかったのは聖女(聖霊)たちのおかげであり、軍事的な方面に関しては、聖ミカエルのおかげ(霊指導)であるといわれています。
当時、教会と世俗が一体化してきており、イエス様の御心から離れてしまった状況でした。
聖職者といわれる人達に天使が降りてこないで無学であったジャンヌに天使が降りたということ自体が、嫉妬の対象であったのでしょう。
この世の権威に関係なく、神に対しての純粋な思いと強い信仰心がジャンヌに奇跡を起こしたのだと思います。
しかし、キリスト教の若干の問題点としてイエス様はこの世的なことは差し控えていたので、政教分離の原因になってしまったところがあるかもしれません。
地上的ユートピアを目指すというよりは、心の王国を支配するほうに重点をおいたのかもしれません。
あるいは、キリスト教同士の地上的戦いにおいて、解決がつかなかったところがあったようです。
フランスはフランスで華美なところがあり、弱体化していました。
現在の日本に多少近い状況であったのかもしれません。
現代に必要なことは世俗化した権力よりも、宗教的なカリスマ性が必要なのだと思います。
そして、宗教にもう一段の権威が必要であると思います。
現代の日本においても、唯物論的な左翼系の人達に対して宗教性を前面に出して戦っていく必要があると思います。
そのためにも宗教性を高めていく自己研鑽が必要であると考えます。
特に知識人といわれる人達には善悪の価値判断ができないという致命的な欠点があります。
善悪の価値判断とは、この世の法律等ではなく神から降りてくるところの価値基準であります。
宗教的な善悪の判断が必要で、この世的な論理だけで善悪を裁くのは無理があると考えます。
民主主義は、カリスマを必要としないということでしょうが、日本には神の正義があるのか、存続すべき国なのか問われているのかもしれません。
これだけの高級霊が洋の東西を問わずに霊言をおろしていただいている以上、日本は絶対に繁栄発展して、世界のリーダーになるべきであると確信しています。
幸福の科学は宗教、哲学、教育、政治、経済、あらゆる面で正しい価値基準を提示していますから、それぞれの立場で実践することが大事であると思います。
日本は軍事的なことにかかわると、すぐに悪と判断されてしまいます。
これは、あまりにも考え方が単純すぎて、智慧にもとづく価値判断がゼロであると考えざるをえません。憲法に則ってどうのこうのというのは本末転倒であるということです。
憲法自体が古い為、機能していないところがあると思えます。(憲法改正は必然)
日本は神々が守ろうとしている国であり、諸外国に対しても神の心にかなわない国に対しては、はっきりと意見をいうべきであり、国内の正義だけではなく、国際的正義にかなうのかどうかという観点が大事であると思います。
また、経済的なことの為に、侵略を意図した国と仲良くするべきではないし、野心を見抜く人が大事であるということです。
日本という国を大事にしなければいけないし、かといって一国平和主義ではもう、持たないということだと思います。
ジャンヌのように純粋な信仰心は神と直結しますから地上的常識はねじ曲がっていくのでしょう。
私達信者も純粋な信仰心を保持することで、天上界の神々と通じ合うことは可能であると思います。
多くの人達の信仰心が結集することで、3次元的限界を突破することが可能であると考えます。
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