アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンは、「小さな政府のもと、民間企業による自由競争、市場メカニズムを働かせてこそ経済はうまくいく」と主張しました。
これは、幸福実現党と同じ見解です。
社会主義国である中国が市場経済を取り入れたことから矛盾が噴出し、偽造統計を生み出しました。
中国国民を騙し続けてきた偽造統計も2015年あたりから限界が近づいています。
格差社会が広がり(中国の格差社会は、日本の比ではありません)市場経済の恩恵を受けることがない負け組が、将来の不安や不満を募らせ、中国では暴動が日常茶飯事で起きています。
偽造統計とは何か・・・
旧ソ連が崩壊した原因は、経済の停滞が大きな原因であったと思います。
そして、ソ連を間違った方向に導いたのが、偽造統計であります。
偽造統計はソ連が崩壊するまで続けられ、その日まで公にされることがありませんでした。
ソ連の官僚や指導者が、一党独裁政治と自らの保身を図るために、様々な統計が捏造してきました。
自由主義国では信じられないことでありますが、旧ソ連や中国の官僚は、ためらうことなく平気でうそをつきます。
ソ連崩壊まで世界は騙され続け、国民所得の伸びに至っては、10倍以上も膨らませていました。
公表していたGDPも、実際はその半分でありました。
ミハエル・ゴルバチョフ書記長は、ペレストロイカ(改革政策)、グラスノスチ(情報公開)したことで、すべてが白日のもとにさらされました。
現在の中国は、旧ソ連の崩壊前夜に酷似しているという人もいます。
2001年の段階で中国の崩壊を唱えたピッツバーグ大学のトーマス・ロースキ教授は、更に数年前から、中国の統計に不信な点があると指摘していました。
中国国家統計局と中国の各省や各市の経済統計データが一致しないことを明らかにしました。
各省の経済統計をすべて合算すると、中国全体の数値を上回ってしまいます。
中国のGDPの大嘘 高橋洋一著者
経済成長が8%成長と発表された同じ年の電力消費が10%落ち込んでいると、『中国統計年鑑』に掲載されていました。
中国の経済統計・指標など信用できないと言い放ったのが、李克強です。
中国のデータは、まったくあてになりませんので、中国と世界の関係から中国の現状を推測します。
中国の輸入の伸び率からDTPの伸び率を算出しますと、2015年は6.9%成長どころかマイナス3.0%成長ということになるようです。
更に中国には、リーマンショックの落ち込みを防ぐために、大型投資を行っています。
しかし過剰な投資は、各地に鬼城(ゴーストタウン)をつくり、完全に負の財産を残しました。
中国の世界の工場という立場が、今や完全に過去の話になってきました。
国内の消費は落ち込み、国営企業は多くの過剰設備に苦しんでいます。
しかし、国営企業ということで簡単に人員整理はできないようです。
国内の消費は落ち込み、輸出は伸びません。
これでどうして、中国の経済成長が伸びていると言えるのでしょうか。
実際の中国のGDPは公式発表されている、数値の3分の1ではないかという計算をしている人もいます。
中国人の気質として、とにかくその場しのぎの嘘をつくということを、何のためらいもなくします。
偽装、人騙し、捏造、こんなことは中国人にとって何でもないことのようです。
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