マイナスのエネルギーでできた反宇宙があり、それは数学で言う虚数の世界であるとトス神は説明されていました。
反宇宙について、現在の物理学から何かヒントがないか考察してみます。
ダークマタ―とブラックホールは、性質が似たところがありますが、ダークマタ―は宇宙の至る所に存在しているようなので、ブラックホールとは区別して考えなければなりません。
超ひも理論には、影の存在がある可能性を示唆しています。
粒子の種類には、
に分類することができます。
このフェルミ粒子とボーズ粒子の背後には、より根源的な粒子である「超核子」があるのではないかと考えます。フェルミ粒子とボーズ粒子を変換(入れかえる)することができれば、フェルミ粒子もボーズ粒子も、本来的には根源的な粒子の現れ方の違いだけであったということになります。
これは、整数スピンのフェルミ粒子と半整数スピンのボーズ粒子があることを意味しています。
この変換された粒子を超対称粒子Super Symmetry、SUSY(スージー)粒子と総称します。
これは、素粒子の世界が2倍に拡大されたことを意味します。
そしてSUSY粒子で構成された世界は、重力を通してのみ相互作用します。
フェルミ粒子とボーズ粒子を超対称変換すると、時空間における運動が生じます。それは時空間における力(重力)の発生を意味しています。
このSUSY粒子で構成された世界を影の世界とよぶことがあります。
重力相互作用は、電磁相互作用に比べると桁違いに弱いので、重力を通してのみ相互作用する影の世界が観測される可能性は、ほとんどゼロに近いようです。
SUSY粒子で構成されている世界は、実世界のクォークやレプトンに対してのSクォーク、Sレプトン、光子(フォトン)に対してフォティーノ、グラビトン(重力子)に対してのグラビティーノなど、基本的には、我々の生存している宇宙を構成している粒子と変わらないので、100パーセントの霊界とは違い、実数宇宙の対極にある反宇宙の可能性があるのではないかと考えます。
このSUSY粒子がダークマタ―とよばれる暗黒物質と同一のものかどうか現時点では不明です。
そして、我々の住む宇宙に人間を含めた生命体が存在するのと同じように、影の世界あるいは反宇宙にも知的生命体が生存している可能性が考えられます。
反宇宙が観測できる可能性はあるのでしょうか。
虚数は常に実数の裏に隠れて表には出てこないかもしれません。
横の線を実数軸、縦の線を虚数軸とします。実数軸と虚数軸を組み合わせることで複素数の空間を創造することができます。
例えば、
になります。
複素数zには、実数軸で折り返される鏡像があります。
これを
共役複素数
とよばれます。
2+3iの共役複素数は2−3iです。ある数を共役複素数と掛け合わせると、答えは実数になります。
複素数と共役複素数を組にすると、結果は常に実数になります。表現を変えますと、実数宇宙の根底には、複素数とその共役複素数の積があるかもしれません。超ひも理論入門(下)ブルーバックス参照
複素数と共役複素数を組み合わせて実数の答えを得ることで、数学的複素性は常に我々の目から隠されてしまいます。
反宇宙を仮定することにより、共役複素数を次のように理解します。
実数 実次元におけるエネルギー
i(虚数) 反宇宙における虚数粒子のエネルギー
共役複素数 実数・虚数を実次元と虚次元(反宇宙)に置き換えます。
実数、虚数はコインの表と裏の違いで、根源的なエネルギーの現れ方の違い(共役)なのではないかと仮定します。
次に反宇宙とダークマタ―の相関関係はどうなっているのか。
まず、ダークマタ―の候補についていくつかあげてみます。宇宙のミステリーダークマタ―丸善 参照
ニュートリノもその一つです。ニュートリノに質量があることが観測結果からわかってきました。
最近の研究により,ニュートリノが飛行中に別の種類のニュートリノに変化してしまう,「ニュートリノ振動」と呼ばれる現象を起こしている事が観測されました。
ニュートリノ振動はニュートリノが質量を持っていなければ起こりえない現象である事から,ニュートリノがゼロでない質量を持つ事を間接的に証明した事と言えます。
僅かな質量でも、ニュートリノは光の数ほどあるといわれていますので、宇宙に影響を与えていると考えます。
超重力理論、この重力理論にはいくつかの粒子が予言されています。
上記で説明した、宇宙にある粒子(フェルミオンとボソン)として知られるそれぞれに対応した超対称性粒子(超対称パートナー)が存在します。
これらの超対称粒子と我々の世界とは重力を通してのみ、相互作用します。
重力の本質を解明することで、実次元と虚次元、宇宙論や霊界の関係についての世界観が広がると考えます。
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