2016年08月27日

国際常識がない脅し外交の中国・窮地に立つ習近平 

国際常識がない脅し外交の中国・窮地に立つ習近平 

中国国内、とくにウイグル自治区を中心に暴動が治まりません
中国経済の失速とともに失業者も増大、国内の不満も溜まって爆発寸前です。

中国国民は一人一台のパソコンを持っていると言います。
いくら中国政府が情報を統制しても、ネットを通じて正確な情報が中国国民に入ってきます。

中国のような情報封鎖社会では、特に国民はいろんな情報をほしがっています。
中国が突然、航空識別圏を設定したことや尖閣諸島のことに関しても、意外に中国国民は本当のことを知っています。

中国がいかに日本や周辺諸国に対して、無謀な要求をしているか、そして、中国が国際社会から敬遠されているかも中国国民は知っています。

中国政府には、情報を監視する専門スタッフが50万人いるようですが、一人で一体何人の情報を監視することができるというのでしょうか。

情報を監視するといっても限界があり、いまや北京政府にとって都合の悪い情報が、中国国民にどんどん流れています。
政府に都合の悪い情報を国民は信用します。逆に、政府の流す情報を中国国民はまったく信用していません。
政府が都合のいいように情報を流していると思っているからです。

このような国家は、必ず近い将来、崩壊するでしょう。
ネットから正確な情報が取れるということは、情報公開していることと同じです。
ソ連は、情報を公開することによって、崩壊しました。

2013年、日本の経団連が訪中したとき、日本と中国の関係が再び深まって、日本から公害防止の技術と資金が提供されれば、日中関係はよくなると一般市民は思っていたわけです。
航空識別圏の設定は、中国国民の期待を裏切る形になります。
それを実行したのが、習近平であり人民解放軍です。

もし、中国が本当の意味における平和な国家になったら、一番困るのが人民解放軍なのでしょう。
平和になったら軍隊がいらなくなり、人民解放軍の存在意義がなくなります。
ですから、常に緊張状態をつくる必要があるわけです。


今まで、日本の企業は中国の13億人の巨大な市場という幻想を信じていました。
今でこそ、だんだん中国の実体経済が知れ渡り、中国人の人件費が上がってきたということで中国離れしている状況ですが、企業は目先の利益ばかり考えてきて、従業員の生命や財産を守るという安全保障面に関しては軽視してきました。
中国での事業展開はかなり危険がともなうということです。

更にシャドーバンキング(影の銀行、規制の厳しい銀行を介さずに資金を貸し出し、融資をやり取りする金融業者。銀行が相手にしない中小企業や、独自に資金調達が出来ない、地方政府が主に利用している)の問題があります。
破綻する中国、繁栄する日本 長谷川慶太郎著

共産党は、人民解放軍に圧力をかけコントロールしようと考えています。
多くのシャドーバンキングの経営者は、人民解放軍の幹部達です。
シャドーバンキング倒産という憂き目に合わせて、人民解放軍の首を絞め息の根を止めようと考えています。

習近平国家主席と李克強首相はシャドーバンキングを一気に潰して人民解放軍を共産党のコントロール下に移そうと考えています。

しかし、シャドーバンキングが潰れたた中国国民は多大な損害を被ることになります。
中国国民は、シャドーバンキングが販売している「理財商品」をたくさん購入しています。
ですから、シャドーバンキングが倒産して、理財商品の価値がなくなったら、中国国民は、大混乱になるでしょう。

理財商品を買ったはいいが、利息はもらえないばかりか元本も戻ってこないとなったら、中国国民は怒り狂うでしょう。

習近平は、国民の生活より人民解放軍のコントロールを優先させたのです。



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posted by ガンちゃん at 10:53 | Comment(1) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月24日

崩壊する中国経済 ソビエト社会主義共和国連邦と同じ運命をたどる

崩壊する中国経済 ソビエト社会主義共和国連邦と同じ運命をたどる

アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンは、「小さな政府のもと、民間企業による自由競争、市場メカニズムを働かせてこそ経済はうまくいく」と主張しました。
これは、幸福実現党と同じ見解です。

社会主義国である中国が市場経済を取り入れたことから矛盾が噴出し、偽造統計を生み出しました。
中国国民を騙し続けてきた偽造統計も2015年あたりから限界が近づいています。
格差社会が広がり(中国の格差社会は、日本の比ではありません)市場経済の恩恵を受けることがない負け組が、将来の不安や不満を募らせ、中国では暴動が日常茶飯事で起きています。

偽造統計とは何か・・・
旧ソ連が崩壊した原因は、経済の停滞が大きな原因であったと思います。
そして、ソ連を間違った方向に導いたのが、偽造統計であります。
偽造統計はソ連が崩壊するまで続けられ、その日まで公にされることがありませんでした。

ソ連の官僚や指導者が、一党独裁政治と自らの保身を図るために、様々な統計が捏造してきました。

自由主義国では信じられないことでありますが、旧ソ連や中国の官僚は、ためらうことなく平気でうそをつきます。

ソ連崩壊まで世界は騙され続け、国民所得の伸びに至っては、10倍以上も膨らませていました。
公表していたGDPも、実際はその半分でありました。

ミハエル・ゴルバチョフ書記長は、ペレストロイカ(改革政策)、グラスノスチ(情報公開)したことで、すべてが白日のもとにさらされました。

現在の中国は、旧ソ連の崩壊前夜に酷似しているという人もいます。

2001年の段階で中国の崩壊を唱えたピッツバーグ大学のトーマス・ロースキ教授は、更に数年前から、中国の統計に不信な点があると指摘していました。

中国国家統計局と中国の各省や各市の経済統計データが一致しないことを明らかにしました。
各省の経済統計をすべて合算すると、中国全体の数値を上回ってしまいます。
中国のGDPの大嘘 高橋洋一著者

経済成長が8%成長と発表された同じ年の電力消費が10%落ち込んでいると、『中国統計年鑑』に掲載されていました。
中国の経済統計・指標など信用できないと言い放ったのが、李克強です。


中国のデータは、まったくあてになりませんので、中国と世界の関係から中国の現状を推測します。
中国の輸入の伸び率からDTPの伸び率を算出しますと、2015年は6.9%成長どころかマイナス3.0%成長ということになるようです。

更に中国には、リーマンショックの落ち込みを防ぐために、大型投資を行っています。
しかし過剰な投資は、各地に鬼城(ゴーストタウン)をつくり、完全に負の財産を残しました。

中国の世界の工場という立場が、今や完全に過去の話になってきました。
国内の消費は落ち込み、国営企業は多くの過剰設備に苦しんでいます。
しかし、国営企業ということで簡単に人員整理はできないようです。

国内の消費は落ち込み、輸出は伸びません。
これでどうして、中国の経済成長が伸びていると言えるのでしょうか。
実際の中国のGDPは公式発表されている、数値の3分の1ではないかという計算をしている人もいます。

中国人の気質として、とにかくその場しのぎの嘘をつくということを、何のためらいもなくします。
偽装、人騙し、捏造、こんなことは中国人にとって何でもないことのようです。



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posted by ガンちゃん at 18:51 | Comment(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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