2016年03月26日

放射能危険神話 原発は国力の下支え

放射能危険神話 原発は国力の下支え

国家のはたすべき役割で、大切な3つの項目は、外交、防衛、エネルギーの確保です。

原発は、自然エネルギーに比べて安価で大量の電力を供給することができます。
自然エネルギー発電の割合は、水力8%、風力、太陽光、地熱による発電は、わずか1%だそうです。
火力発電もありますが、もちろんただでは動きませんので、石油や天然ガスが必要になってきます。
国内では産出されませんので、当然、輸入しなければなりません。
そのための費用が何と年間、三兆円もの膨大なお金がかかっているということです。

どう考えても、原発抜きにしては、日本の産業界などの電力を賄うことは不可能です。
自然エネルギーによって電力を確保しようとする考えは、神話を通り越して妄想の世界に突入したと言っていいでしょう。

にもかかわらず、脱原発が広まっている理由は、放射能による被害が原因であると考えられます。
しかし、本当に放射能は私たちが現在、認識しているように危険なのでしょうか。

放射能については、LNT説と放射線ホルミシス説があるそうです。日本興国論 渡部昇一氏参照
LNT説というのは、どんなに微量であっても、放射能は生物学的に有害でプラスの効果はなく、有害性は放射線量に直接的に比例して増大する。
そして、一定値までは有害はゼロという閾値は存在しない。というものです。
つまり放射線は、どんなに微量であっても有害です。という学説です。

このLNT説の基礎になったのが、昭和二年に行われたマラー博士のショウジョウバエのオスにX線を照射したら、その二代目、三代目に奇形が発生したという実験です。
しかし、その後DNAが発見され、遺伝子の研究が進んだ結果、遺伝子は絶えず傷ついていますが、修復酵素の働きで、傷ついた遺伝子を修復していることが分かってきました。
また、ショウジョウバエは、修復酵素を持たない、例外的な生物であるということもわかってきました。

更に、修復酵素は低量の放射能を浴びると、活性化することもわかってきました。
低量の放射線は身体によいという、放射線ホルミシス説の一つの根拠です。

だからといって放射線が危険ではないと言っているわけではありません。
大量の放射線を一気に浴びれば、やはり危険であるといえます。

風薬であっても、適量以上に飲みすぎれば、身体にとってマイナスに働くでしょう。
塩分であっても適量であれば問題ありませんが、摂りすぎれば高血圧になるでしょう。
日光でも不足しますと、くる病などになります。適度な日光浴は身体によいでしょう。
しかし、真夏に日焼け止めも塗らないで、一日中、日光浴していたら、大変なことになるでしょう。

ですから、放射能であっても低量であれば、修復酵素が活性化され、身体に良いということです。


放射能による身体的影響は、微量であれば逆に身体にとってプラスに作用するというのであれば、今私たちがしなければならないこととは何でしょうか。

今私たちが議論すべきは、原発を止めるか続けるかということではなく、原発によるエネルギーは、日本にとっての生命線であるという認識に立つことであると思います。
そのうえで、原発の安全性を極限まで高めていくべく、改善を続けていくことが大切であると考えます。

日本という島国は、資源がない国です。
それでいて、大量の電力を必要とし、消費している国であります。
なぜ、日本が第二次世界大戦に突入してしまったのでしょうか。

当時の日本を取り巻く世界環境はますます悪化していました。
日本は、ABCD包囲陣にとり囲まれて、石油をはじめとする戦略物資がまったく入ってこなくなります。
Aはアメリカ、Bはイギリス(ブリテン)、Cはシナ(チャイナ)、Dはオランダ(ダッチ)です。
このABCD包囲陣を作って日本を経済封鎖し、石油を一滴も入れないようにしてきました。
実際、これによって日本は瀕死の状態に陥っています。更にアメリカは日本に追い打ちをかけてきます。
「ハル・ノート」を突き付けてきます。
内容は、日米交渉を一切無視し、日本政府が呑めるわけがない要求ばかりを書き連ねてきたもので、実質的に最後通蝶と言っていい内容でした。
日本は、備蓄してある石油がなくなる前に、勝負をかける以外にありませんでした。
それが、日本が戦争に突入した最大の理由であると自分は考えています。

歴史から学ぶとすれば、日本は資源のない国であり、もし、自国でエネルギーを確保することができなければ、他国から輸入する以外にありません。
しかし、エネルギー源を他国に依存するということは危険な状況であり、経済的にも大変な負担になるということです。

ですから、現時点では、原発は必要であり、国家は国民に対して、原発の必要性を説明する義務があると言うことです。
同時に原発の安全性をさらに高めていく必要があります。

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posted by ガンちゃん at 10:21 | Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月21日

理念(イデア)と概念の関係についての考察

理念(イデア)と概念の関係についての考察

理念と概念の関係について考えてみます。
宗教的・哲学的な素養がない唯物論的な考えに毒され人達は、理念や概念といったものは、結局、人間が創り出したもの考えたものすぎず、客観的証明になりえない主観的なものであると考えているようなので、その間違えをただすという意味でも、簡単にまとめてみようと思います。

理念とは何かといわれたら、プラトンのイデアを対応させて考えるとわかりやすいと思います。
例えば、私たちは三角形を描くことができます。
しかし、その三角形は三角形そのものではなく、三角形の模像あるいは三角形らしいものにすぎません。
なぜかといいますと幾何学で定義する線分とは、長さだけであって幅や高さがないものを指します。

そのように現実にない線分によって描かれた三角形は、頭で理解できても(理性的に認識)、実際に見ることはできません。(感覚的認識ができない)

しかし、私たちは完全無欠の三角形(三角形のイデア)を頭で描き、それを原型として三角形を描いています。
言葉をかえて言いますと、二等辺三角形や直角三角形など多様で不完全な三角形を描けるのは、不完全な三角形に幾分かの三角形のイデアが含まれているからです。

哲学的に説明するとするならば、イデアとは、時空を超えた非物体な、永遠の実在であり本質であると定義できると思います。
感覚的なものは低次元に発現した不完全な存在であり、感覚的個物はイデアを原型とした模像であると言えます。

例えば、中空に輝いている満月は一つです。
満月は一つであり実在であります。実在である一つの満月は、海や川、湖にうつりますが波風がたてば、そのうつされた満月はいびつになり、雲がかかれば消えてしまいます。
これらは、あくまでも満月の影であって、真実の満月ではありません。


次に概念について考えてみます。

これも例をだしてみます。
時間についてニュートンは、あらゆる観測者にとって一様に流れる時間(絶対時間)を仮定し、力学体系を築き上げました。
これも一つの概念でしょう。
私たちは、昼になりますとお腹がすきますが、人それぞれ個人差があります。
お腹がすいたからと言って12:00ではなく、時計を見たら11:30かもしれません。
お腹の状況は相対的ですが、時計ではかる時間は、すべての人に共通して一様に流れていきます。
ですから、個人の感覚によって時間が変わるわけではなく、すべての人に共通した時間が流れていると考えられてきました。

しかし、相対性理論の出現でニュートンの絶対時間が完全に正しい時間認識ではないということがわかってきました。
速度や重力場の影響で時間が遅くなるということが実験的に確かめられたことによって、時間とは相対的であるという認識に変わってきます。

ただ、だからと言って、ニュートンの絶対時間が完全な間違いであるということではなく、時間という概念がより高度化されたということです。
日常生活ではニュートンの絶対時間で対応できますが、光速に近い速度や強力な重力場という特殊な条件の時には、時間が一様に流れないということです。

ですから、今までの概念では説明できない状況のときに、新しい概念が形成されていくと考えていいと思います。

しかし、これは人間によって考えたものですから、普遍性がないと思う人がいるわけです。

概念は、人間の勝手な思いつきではありません。
例えば、一つのパズルを完成させるためには、それぞれのピースを正確にあてはめなければなりません。

間違ったところにあてはめても、決して一つのパズルは完成されないでしょう。

完成されたパズルが理念に対応し、一つ一つのパズルのピースが概念に相当すると考えればいいかもしれません。

間違った概念が積み重なっても、一つの理念には到達することができません。


高次元に存在する理念は、下次元において多様で不完全な現れ方をします。
3次元立方体は、2次元の側面が合わさって、完成されます。
同じように、理念という原型(本質)は、正しい概念が積み重なって、認識できます。




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posted by ガンちゃん at 02:57 | Comment(3) | 哲学的認識論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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