2013年10月26日

憑依が人間に与える影響について

憑依が人間に与える影響について

物質と霊的存在は、存在形式が違うように表面的には見えますが、お互い相互作用する関係にあります。
心(霊的存在)で思うことは、顔の表情として表現されます。この場合、心は霊的な存在であり、表情として現れた顔は物質的な存在であるといえます。両者は存在形式としては違う性質を持ちますが、物質と霊は関係し、相互に影響を与えていると考えることができます。

ところが、心で感じることや考えることが顔の表情として表れなければ、相手が心で思っていること、感じていることを推測できません。
霊、あるいは魂は人間という形に表されないかぎり観察することができません。
地中の種子も地上の樹木とならないかぎり見ることができません。

宇宙人の表現形式としての肉体も、その外見から心の傾向性を観察することがある程度、可能かもしれません。美と調和を愛する宇宙人は、地球人の美的感覚からみて、美しい肉体的表現形態をとっていると思いますが、戦闘性が強く、どちらが強いかを競う宇宙人は、肉体も戦闘的な表現形式になっていると思われます。

霊と物質あるいは肉体は、コインの表裏の関係にあり、相互に影響を及ぼしています。肉体的には目や顔の表情に、心で思うこと感じたこと、思考内容が反映されていると思えます。
イエス様も目は心の明かりであると言われていたと思います。

総裁先生は、憑依についての定義を以下のように述べられています。
「霊界のある存在が、ある人に、コンスタントに(ときには一時期のみのこともあるが)憑いて、影響を及ぼしているような状態」と説明されています。
また、スウェデンボルグは「霊が人間に与える影響のなかで、人々に一番わかりにくく、もっとも影響として大きいのは、彼ら(霊)が人間の考えに影響を与え、その考えを支配するという現象である。これは、もっとも重要な問題である。だが、これがもっとも気づかれにくい」と述べています。

自分が主体的に考えて、その考えに基づいて判断し行動していたつもりが、実はその思いや考えが、自分でない他の霊的な存在の考え、そのものであったということが憑依現象であるということです。

霊の考えが私達の思考に侵入し、決定的な影響を与えるということは大変な驚きであると同時に、憑依についての原理とは何かを考えざるをえません。
憑依されるには、それなりの原因があり、自分自身の心の傾向性にあった霊を引き寄せると言われています。波長同通の法則として定義されています。

霊界では、同一空間で同一時刻に同時存在することができるといわれています。また、霊存在どうしがお互いに意識が違ったところに向いていたら、お互いに気がつかないまま、すれ違ったりします、と教わっています。

私は、霊界は支配している法則とは、波動の法則ではないかと推察しています。
波動の一つの特徴として、振動数あるいは波長が同じ時、波動は幾つあっても一つの波動を形成します。霊的存在は波動としての性質を有しており、心の周波数が一致することで、複数の霊存在が一つになることが可能になるのではないかと推察します。
また、意識が離れている時は、回折(波が障害物の後方に回り込む現象)するのではないかと思います。

自分自身の心の針が高級霊と共振する周波数を発信することができれば、それがインスピレーションという形で降りてくることがあるのでしょうが、なかなかそのような思いを一定期間、持続して出し続けることは至難の業であることは間違いありませんので、真理の鏡に自分の姿を映すことで、極端に自分の感情がぶれないように、常に謙虚に精進し心を整えることで、少なくとも悪い方からの憑依の影響は減らすことができると思います。




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posted by ガンちゃん at 02:35 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月24日

正しくインスピレーションを受けるには

正しくインスピレーションを受けるには

正しいインスピレーションを受けるための、地上に生まれた人間側の在り方や、修行態度を考えてみたいと思います。
『創造の法』から、インスピレーションを受ける初めの条件として言われているのは、「勤勉な努力家」であることを条件にあげています。霊的なインスピレーションを受ける前提条件の一つとして、普通の人間としての自助努力が大切であるといわれています。この部分をクリヤーしていないと、正しいインスピレーションとは逆の霊的存在たちの影響を受けてしまうということです。霊界には、その人を破滅させようと考えている悪霊がいるので、まずは常識人として、仕事や勉強において誠実に勤勉な生活態度を持つことが大事であると述べられています。

日常生活や仕事の中で、心が乱れることが多々あると思いますが、そのことに関して怒ったり、怒らなかったりすることが、自分以外の何かに依存しているとするならば、私は自分自身の主人であるとは言えないかもしれません。

慎重な態度がどんな場合でも必要であると思います。性急に進歩を求めて(信者)としての自覚を忘れ、高貴、善良、もしくは物質的な現象感覚の一片でも、神秘修行を行ずる過程で失うようなことがあってはならないと考えます。
反対に自分の道徳的な力、内的誠実さ、観察能力など修行を通して高めていく方向で努力することが大事かなと思います。

基本的な悟りの修行過程においては、隣人や動物に対しての同情心、自然美に対する感受性をたえず高かめていくように努力しなければならないと言われています。この意識的な努力を怠ると、同情心も感受性も修行の過程で失われてしまうようです。心情はかたくなになり、現実感覚が鈍くなるおそれがあります。

次にあげているのは、「専門外の分野にも踏み込むこと」とあります。本当の意味においてインスピレーションを受ける人というのは、人知れず努力している人であると考えます。そして、その努力の方向が自分の専門領域以外にも、踏み込んでいなければならないと言えると思います。幸福の科学の教えを何回も深く読み返し、理解しながら自分の魂の傾向性が変わるまで読み込まなければいけないと思います。と同時に、それ以外にも過去の偉人たちの哲学、思想、物理・化学、文学、歴史、政治経済、芸術など、自分のできる範囲で、幅広く読むように努力していければいいと思っています。
なぜかといいますと、一つの領域しか知らないと、下からの惑わしをチェックできないのではないかと思えます。
いろんな分野を知ることで、インスピレーションの内容をいろんな角度からチェックをすることができるのではないかと思います。

つぎは、「情報遮断」・「情報収集」この両方の重要性が書かれています。情報を取らなければ、新しいものを生み出せないので情報は必要でありますが、情報の洪水の中でどう生きるかが大事であり、現代では情報収集と情報遮断を両方使い分けた人が、正しいインスピレーションを受けるための条件を満たしていると考えられます。
19世紀の思想家、カーライルという人の言葉を引用しています。「ハチは暗闇の中で蜜をつくる。脳は沈黙の中で思想をつくりだす」といわれ、沈黙の大切さを説いています。一定の間、誰にも邪魔をされない「孤独な時間」を取ることで考えを煮詰め“蜜”をつくるということです。

シュタイナーの「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」という書物には、第一に真剣に超感覚的認識を求める人なら、自分が高次の秘密を導いてくれる導師を見出すまで、どんな努力も、どんな障害も恐れてはいけないということ。第二に認識への正しい、まじめな努力が存在するときは、どんな状況の下にあっても、伝授する側がその人を必ず見つけ出してくれるということである。」と書かれていますが、ここで言う導師とは総裁先生であり、仏は1人1人の努力精進を間違うことなく見続けていてくださるということだと思います。

どんな人間の中にも、感覚器官をこえた、より高次な認識、高次な世界にまで認識を拡げることのできる能力(可能性)が潜在化しています。過去の歴史でも、神秘家やグノーシス派、ギリシャの哲学者など、古来より手で触ったりできる物質世界の事物と同じように、霊的世界、魂の世界も現実に存在すると語っています。また、どの本にも同じような内容が記載されていますが、仏や神に対しての畏敬の感情、尊敬の思い、信仰心の大切さが言われています。
現在の我々の時代は、この点、目に見えない尊い存在を信じること、崇拝することに関して最も注意を払う必要があるのではないでしょうか。
現時点での文明生活は、目に見えない尊い存在に対して、尊敬したり、献身的になる、崇拝したりするよりも批判したり、酷評したり、裁いたりする傾きがあります。どんな裁きも、批判も、魂の中の高次な認識力を失わせてしまうと人智学のシュタイナーは述べています。

魂の栄養としての尊敬、畏敬の思い、敬意などの感情を健全で力強いものにしていくことで、認識活動に活力を提供すると言われています。しかし、認める価値のあるものを過小評価したり、軽薄したり、反感を感じたりすることは、正しい認識活動を麻痺させ、不活発にするとも言われています。
現在の間違った教育や左翼的マスコミなど、日本全体に及ぼす悪影響は計り知れないものがあると思います。

「孤独の時間」をとることの重要性を書きましたが、沈黙、静寂の時間の中で本質的なものと、過ぎ去るものを区別し、思考内容を整理し3つの条件を意識しながら生活していくことが、次の道を開いていくことになると思います。



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posted by ガンちゃん at 01:36 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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