本日の格言を読んで、ちょっと自分自身のことを書いてみようと思いました。
本日の格言
患者さんを励ますような言葉を 2013.06.15
「重体の方や死に瀕している方は、看護師を本当に光の天使のように見ています。「私は死ぬのかな。死なないのかな」ということを読み取ろうとして、ちょっとした言葉を聞き逃さないし、表情や目の動きもじっと見ているのです。ぜひ、患者さんを励ますような言葉を、かけてあげるとよいと思います。」
私は最近、本業以外に休日を利用して、病院でヘルパーの仕事をしています。ヘルパーの資格があったのと、どの病院や老人保健施設でもヘルパーの数が足りないようで、週1回でもパートとして雇ってくれました。配属は介護病棟なので、寝たきりの老人ばかりです。これが仏教でいう四苦の苦しみである『老』と『病』なのかと思いながら、新しい魂修行に挑戦しようと決意しました。
半身麻痺で自分自身の力で起き上がれない人。当然筋肉を使っていないので、簡単に骨が折れそうな状態です。また、無表情で寝たきりの人、身体を動かすことが出来ないので、褥瘡(床ずれ)ができたりします。
私はといえば、看護師の後についていき清拭(温湯で身体を拭き清潔にする方法)したり、おむつ交換したり、食事介助となれないながらも、介護をしています。
昼は動ける人は食堂に集まって食事をするのですが、車いすで移動しないで、部屋で食事をする人もいますので、私はといえば、自分の部屋で食事をする人の食事介助をすることになりました。
食べる速度(食事はミキサー食)にあわせて、スプーンで口まで運び食べさすのですが、飲み込んだのかどうか、見極めながら、声をかけて食事をすすめていきます。
顔が無表情で話しかけても返事がない(返事ができない)ので、相手が何を要求しているのか、こちら側で察しなければなりません。
食事中、前掛けや口のまわりが汚れるので、タオルで口のまわりを拭いてあげましたら、いつも無表情の患者さんが笑みをうかべました。
うれしかったのかなと思いましたが、自分自身もうれしくなりました。
何でもないような小さな気づかいが、相手に喜んでもらえるのだと知り、改めて実践の大切さを知る思いでした。
仏法を伝えていくことも仏弟子として一番大切なことでありますが、小さな与える愛を積み重ねていくことも大切であると思う出来事でした。
小さな愛の実践の積み重ねが、周りの環境を変え、地域を変え、社会や国を変えていく力に変化していくものと確信しています。
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