2012年07月27日

ガンちゃん;エネルギー問題とブロック経済と戦争の関係について

エネルギー問題とブロック経済と戦争の関係について

国にとってエネルギー問題がどれほど重要な課題なのか、日本がなぜアメリカに対して戦争をしなければならなかったのか、エネルギーとの関係で考えてみたいと思います。

1929年10月ニューヨークの証券市場でおきた株の大暴落を引き金に、世界中に大不況の嵐が吹き荒れました。アメリカの株式大暴落の引き金になったのは、「ホーリー・スムート法」が提出されたからであります。ホーリー・スムート法の目的とは、国内の産業を保護するためにアメリカに輸出される商品、1000品目について超高率の関税をかけるというものです。関税障壁です。
ホーリー・スムート法の施工により、アメリカが自由貿易から完全に離脱したのを受けて、イギリスのも自衛のために保護貿易を行うことになりました。
この法律の出現したのをうけて、世界中の国が報復措置をとります。25カ国が、アメリカ製品に対して関税を引き上げました。この結果、世界全体の貿易がさらに不振になっていきました。
このブロック経済の出現で日本の経済も深刻な影響を受けます。

更に、日本を取り巻く世界環境はますます悪化していきました。日本は、ABCD包囲陣にとり囲まれて、石油をはじめとする戦略物資がまったく入ってこなくなりました。
Aはアメリカ、Bはイギリス(ブリテン)、Cはシナ(チャイナ)、Dはオランダ(ダッチ)です。
このABCD包囲陣を作って日本を経済封鎖し、石油を一滴も入れないようにしてきました。
実際、これによって日本は瀕死の状態に陥っています。更にアメリカは日本に追い打ちをかけてきます。
「ハル・ノート」を突き付けてきました。内容は、日米交渉を一切無視し、日本政府が呑めるわけがない要求ばかりを書き連ねてきたもので、実質的に最後通蝶と言っていい内容でした。渡部昇一氏参照。

その当時、日本は完全に追い込まれていた状況でついに、1941年12月8日、日本は真珠湾攻撃を行うことになります。日米開戦です。
当時は石油ですが、現在は原子力発電ということになります。エネルギーを確保できなければ、戦争すらしかねないほどエネルギー問題は、国が行うべき最重要課題だと考えます。

国がやるべき仕事とは何かといえば、国防、外交、治安維持です。
この三点だけでは民間企業ではできません。
愛国心がまるでない民主党、社会主義的な考え方をする人達には実際、外交問題、国防の問題に関して意識がまるで向いていません。
福祉ばかりに意識が向いて、国がやるべき国防、外交がまったくおろそかにされているとしか思えません。ちなみに福祉ばかりに、お金が流れるとかならず国は衰退します。
それに甘えて、堕落する人間が必ず出てくるからです。

自分が実際に経験したことですが、仕事の休みの日にアルバイトでPCのインストラクターの仕事を頼まれたことがあります。
ハローワーク的なところで資格や技術を身につけて就職を有利にすることが目的でパソコンを習うというものです。習う間、働かなくても毎日授業に参加すれば、国から何万円かの補助が出るというもので、実際、真剣に授業を受ける人もいる半面、働かなくても授業に参加すればお金がもらえるということで、まったくやる気のない人まで様々でした。
その時思ったことは、どうしてやる気のない人にまでお金が支給されるのであろうか?しかも国民の税金から。一生懸命に働こうとして学んでいる人と、やる気のない人たちを同じあつかいにしてはいけないと思いました。自ら堕落していこうとする者にまで、お金を支給する必要はないと感じます。

結論は、日本はエネルギーをしっかりと確保しなければ、国が沈没してしまうということです。
特に日本は資源が乏しい国なのに、今、原子力発電をとめたらどうなるか。よく考えれば結論は明らかです。

また、外交に関しても歴史からよく学んで、外交をしなければ国益を失うことになります。



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posted by ガンちゃん at 02:26 | Comment(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月23日

ガンちゃん;女王・メアリースチュアート

女王・メアリースチュアート

時代背景は簡単にして、悲劇の女王メアリースチュアートの人物像について書いてみたいと思います。
なぜかというと、各時代にいろんな女王がいると思いますが、浮かびあげってくるスチュアートの性格が心に残っている為です。

メアリースチュアート 本.jpg


1542年12月スコットランドのロジアン地方、リンリスゴー宮殿でメアリーが生まれました。16世紀にはイギリスと言う国はなく、南部にロンドンを首都とする新教(現在のプロテスタント)のイングランド、北部に旧教(カトリック)のスコットランドと言う二つの王国が宗教や領土をめぐり争っていました。
旧教国のフランスはスコットランドとの同盟を固めるためにメアリー女王とフランソワ王太子の婚約を望み、こちらの方はヘンリー8世が亡くったことで機会を得て縁組が整いました。メアリー女王は優しく献身的な母と別れ、彼女の遊び友達兼侍女を務める同年齢の4人のメアリー(スコットランド有数の貴族から選ばれる)とともにフランスへ旅たって行きました。
16世紀なかばのフランス宮廷は数多くあるヨーロッパの宮廷の中でも最も洗練された華やかな宮廷でした。イタリヤで始まったルネサンスがフランスでも花開き、中世の騎士道精神とルネサンスの華麗な古典文化が一つになり、絢爛たる宮廷文化が咲き誇っていました。
この様な宮廷に登場したメアリーはその愛らしさ、物怖じしない朗らかさで周囲を魅了しながら未来のフランス王妃としての教育を受けて成長していきました。語学の才能があり、フランス語、イタリヤ語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語などにも秀でていたようです。
馬に乗れば男顔負けの手綱さばきを見せました。
エビソードとして、ある冬の午後、馬を走らせている時に、気の枝に引っかかって、メアリーは転倒し地面に投げ出されて気絶してしまいました。
気絶している彼女の脇すれすれを、何人もの狩仲間たちが気付かずに馬で走り過ぎていきました。馬の下敷きになる一歩手前で、誰かが気付いて大慌てで抱き起こしました。
我に返ったメアリーは少しも騒がず、乱れた髪に手をやって、にっこり微笑んでみせたといいます。

とにかくメアリーの美しさと優しさは多くの男性達を魅了していました。
姑であるカトリーヌはよく言っていたようです。「宮廷中のものをふり向かせるには、彼女がちょっと微笑するだけで充分だ」と。
メアリースチュアートは、天才でも奇跡の人というわけではありませんが、当時、女性に必要とされていた、学問もお酒落も話術も人並み以上に身に着けていたようです。
そして、何よりも彼女を特徴づけていたのは、人に好かれる才能でした。彼女の家庭教師パロア婦人は言っています。「彼女は、彼女をみる人を喜ばしい気持ちにさせます。だから、誰もがこの人を称賛し、この人のために、神に祈るのです。」
彼女のすごいと思うところは、この時代、彼女は周囲の人々から甘やかされ、おだてあげられたことは確かなことです。それでも決してそのことでわがままにも粗暴にもならずに、無類の人柄の良さを有していました。幸福な子供時代を過ごした人によくあるように、彼女は人間に対する深い信頼感を持っていました。その育ちの良さからくる、無邪気な飾らない暖かさが、常に人々に快い印象を与えていたようです。

その他、メアリーの性格を表す出来事として、ダーンリ(旦那)暗殺の共犯者として、疑いをかけられた時、メアリーは毅然としてこう答えました。
「わたくしは、罪を犯してそれを隠しておくよりも、犯してもいない罪のことで責められるほうが、まだましですわ。わたくしは世の人々よりも神のほうを尊重します。人は騙せても、神を欺くことは不可能ですから。」
このような事件で世間的な評価が誤解せれたこともあり、後ほどメアリーは断頭台に消えていくことになります。

また、エリザベスは、フランシス・ノールズ卿を使者として、カーライル城のメアリーのもとに派遣しています。表面的な理由とは反対に、彼女を監視するためにです。
しかし、メアリーは最初から、比類ない人間性ですっかりノールズ卿の心を捕らえてしまいました。
彼は、ロンドンのエリザベスに宛てた手紙で、この誇り高き女王の性格を生き生きと書いています。
「メアリーは女王としての自分の地位に限りない誇りを抱いており、人にもそれを尊重することを要求するが、だからといってわざとらしい慇懃無礼さや儀式ばった相対しかたは何よりも嫌うこと。相手がどんな地位の人間であろうとも、常に心をひらいてオープンな態度で接すること、相手に悪意がない限りどんな歯に衣着せぬ言葉を聞かされても、決して気を悪くすることがないこと。そして一時的に自分がカッとするようなことがあっても、すぐに落ち着きを取り戻し、素直に自分の非を認めて気持ち良く仲直りを求めてくること。」等々。

女王のなかでも特にメアリースチュアートは、人間的にはもちろん欠点もあったと思いますが、総合的に素晴らしい女性だなと思い人間性を中心にしてその人物像を書いてみました。
彼女はカトリック信者です。

現在ロンドンのウエストミンスター寺院の地下墓地にメアリースチュアートとエリザベス一世は眠っています。




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posted by ガンちゃん at 02:47 | Comment(0) | HS/ガンちゃんの感想・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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